チラシは人の自分の手の届く範囲な暮らしに密着したメディアであり、地域を限定して配布されるため、特にその地域の人にメッセージを送るには最適なメディアと言える。

 

例を挙げると、店にとって、近場の住民にそれに対しセールを知らせるには、チラシがもっとも成果を上げる。

 

遠く離れた場所よりわざわざ買いに来る事は真っ先にあり得ないので、ターゲットは店の周囲に限定される。

 

インターネットの拡大によりネットショッピングが盛んになっても、実際毎日食べるものはやはり近くの店で求める。

 

あるいは家電製品にしても、各メーカーのものを直接対比しながら選択する事が可能な近くの店に行く。

 

チラシのニーズがいまだに高いのは、そうした普段暮らしに定着したメディアだからである。

 

加えて、チラシの種類の中でもっとも多々あるのは折り込みチラシであるが、それはその地域のほぼ全住民に配布する事が可能なからだ。

 

そして、別のチラシにしても各々が高い率で成果を得ている。

 

これまで、チラシはデザインの業務としては決して高い位置を占めていたわけではない。

 

ポスターなどからすれば、かなり低く見られてきた。

 

広告係りの雑誌にチラシが取り上げられる事が全くない事を見ても、いかにチラシが軽視された媒体かが分かる。

 

けれども、そうした媒体のランクつけが、無意味だった事は現在までの軌跡が証明している。

 

CMや新聞広告が経済に大きな活力を与えている、という幻想は無残にも崩れてしまった。

 

不景気のきっかけの一端はマスコミにもマスメディアにもある。

 

バブルは砂上の楼閣であり、バブルが崩壊すれば、共に力を失っていったのである。

 

チラシの広告影響は、メディアの中でもかなり高い。

 

支出者は1円でも安いところを探しており、チラシを見て、行動を起こすのにそれほど多くの決心を必須としない。

 

このようにチラシは、人を動かすのである。

 

これほど、人をパフォーマンスよく動かせるメディアは他にはない。